2002/04

04/30

女の子を描く理由

帰りの電車の中で、TAKU 君に「どうして女の子の絵ばかり描くのか」と聞かれました。

どうしてでしょう。

分かりません。というか、そもそも本当に女の子ばかり描いているんでしょうか。

……とりあえず、ここのトップで公開してきたものは全てそうですね。とはいえ、落書きレベルで言えば、男性を描くことが皆無というわけでもなく、無機物を描くこともしばしばです。比率で言えばダントツなのは認めますけれど。

――その前に、なぜ、絵を描くのか。

これは簡単。描きたいから描く、ただそれだけです。描きたくないのに描いたって、ろくなものなんてできやしません。

ああそうですね、女の子を描く理由。やっぱり、描きたいからです。そうみたいです。

昨日描いた絵、つまり今のトップ絵なんて、その最たるものです。描かずにいられなかった。どうしても描きたかった。本当は他にすべきことがあったけれど、でも描いた。描きたかったから。前のトップ絵だってそう。そして、その前も。

じゃあ、どうして描きたくなるのか。

これは難しいです。帰り道で考えてみましたが、これだと言えるものは特に見つかりませんでした。

でも、あえて言えば。僕が魅力的だと感じる絵をお描きになる作家さん、例えば高野さんであるとか、そういうかたがお描きになる対象が女の子であることが多い、ということでしょうか。そして必然的に、素晴らしいと思う絵が女の子のものになってしまう。

僕が男であるという事実もまた、無視できないものでしょう。男性に魅力を感じることが皆無かといえば、――なんだか誤解されそうな気もしますが――そんなことはありません。素晴らしい人は、性別に関係なく素晴らしい。心動かされることはあります。でも、やっぱり女性にそれを感じる方が多いです。

結局、よく分からないんですよね。でも確かなのは、描きたいから描いているんだということ。そしてたぶん、それが一番大事なんじゃないかな、ということ。それぐらいしか、分かりません。まあ、でも、それで十分かな。

[食] Pasco 抹茶かのこあんぱん

Pasco の「しあわせ茶」シリーズの「抹茶かのこあんぱん」(\120)が最近のおすすめです。

この種の「～～あんぱん」であるとか、「～～メロンパン」とかいうものは、話題性だけはあるのですが、えてしてお味の方がいまいちだったりします。そういうわけであまり期待していなかったのですが、これはちょっと違いました。かなりバランスよくまとまっていて、違和感を感じませんでした。かなり高次元で抹茶の味と融合していて、開発陣の苦労が伺えます。あ、もちろん、いわゆる「抹茶味」が嫌いなかたにはおすすめしませんけれどね。

ああ、それから、梅田に新しくできた E-MA (いーま) ビルも覗いてきました。このビル、梅田をある程度知っている人なら「なんでこんな場所に？」と思うような、ちょっと変わった場所に建っています。新阪急ビルの裏側、阪神百貨店の南側という位置付けで、表通りからは見えないでしょう。地下ルートでは、ディアモール大阪の東の端からのみ入ることができます。ここはディアモールの中では比較的人通りが少ないところですが、これからは人の流れも変わるのでしょうか。

実は、泉の広場にあったカンテ・グランデという喫茶店(というと御幣があるかな？)が閉店しまして、新店舗がこちらにオープンしています。一応、存在確認だけはしてきました。なかなか雰囲気が出ていていい感じでした。機会があれば行く予定です。

ところで、このビルの名前は例の e-ma のど飴と関係あるのでしょうか……。

04/29

Period 49 奈留 vs 54

何か最萌えトーナメント A ブロック準決勝、Period 49 奈留 vs 54。どちらも大好きな僕にとって、今までで一番辛い試合です。……でも、結局は奈留に。

序盤は完全に 54 のペースで、そんな試合を見ていると。奈留がこのままむざむざと負けてしまうことに耐えられない自分に気が付いて。そこには、初めての支援物資を投入している自分がいました。

結局、試合は 220 対 222 で 54 の勝ち。54 も大好きですけれど、やっぱり悔しいです。これまでの試合で一番悔しい。でも、どこかすがすがしい気持ちもあって。憎むような気持ちなんて、全然おこらなくて。いい試合だったな、と。ただそれだけを感じます。

楠見さんが席を外されて、奈留が一時的にしろ「死んで」しまったのはいつだったでしょうか。それでもまだまだ魅力を放つ彼女には感服せざるを得ませんが、でもちょっと寂しい。

奈留が真に目を開けてくれる日が、いつか来ることを願って。あの絵を書きました。

04/28

ほしのこえ

DoGA CG アニメコンテストの大阪会場に行ってきました。突然決めたんですが。

某所で新海誠さんの「ほしのこえ」という個人製作のフルデジタルアニメが話題になっていて、ああ、以前にもこの作品のことは聞いたことがあるなあ、と思っていたのですが、よく見てみると、上映会が千里中央で開かれると書いてあるではないですか。即決。

CG アニメコンテストの入賞作も面白かったですが、今年はグランプリ該当作が無いことからも分かる通り、どの作品も最後の押しが弱かったように思います。こんなことを言うのも変ですが、僕の素人目にも不自然なところが目立ちました。ネタ的には素晴らしいものも多かったですが。絶対無双麻雀マンとか(笑)。あとは、美術面で優れたものがいくつか。

「ほしのこえ」の DVD は、もう 1 万枚以上出ているそうです。ただ、確かに素晴らしい作品なのですが、正直なところ、過大評価を受けているのではないかな、とも思いました。本人も座談会でおっしゃっていましたが、作品そのものの魅力というより、たまたま都合の良い舞台が整った、という側面が強いのではないかと思います。アニメ界の閉塞感であるとか、インターネット接続環境としての「ブロードバンド」普及にうまく重なった、Web を通した効果的な宣伝であるとか。

いや、確かに相当優れた作品ではあると思います。個人的には、\5,500 払ってもいい。DVD プレーヤを持ってないのでアレですが :-)。感想は分かれるかとは思いますが、一度ご覧になる価値はあるでしょう。創作意欲をかきたてられたのは嬉しいことです。

「……そんなことしてる暇があるの？」
いや、無いけど。