2003/12
12/25
のすたるじっくなんとか。
teratti の英国奮闘記 41
昨日あんなことを書いたからかめったに見ない夢を嵐の中で見ましたが、なんか変な夢。東京の下町でホラーばりな謎のうさぎ人形さんとか高野さんとか高野さんとかー。
いや、むしろそれはどうでもいいのですが(よくない)。また 10 時間以上寝てしまいました……。およよ。
ええ、今日は Christmas です。
SoftEther 公開停止
とか何とか言ってるうちにいろいろ動きがあったようで。話題の SoftEther が公開停止ですよ(公式発表)。
まず、登氏の現時点での対応は妥当でしょう。これだけ話題になってしまった以上、意味がよくわかってないのに興味本位でインストールしてしまうかなり危険なユーザ層の拡大をとりあえず抑えるのは急務です。すこし事態が沈静化するまで、つまりそういう人たちの関心が薄れるまで、しばらくはこのままでいいのでは。なにしろ支援元からの要請ですし。
でも、ずっとこのままというわけにもいきません。登氏自身の強い意向もありますし、そもそももともとの配布条件からして誰でも再配布可能で、現時点でも他の場所でミラーリングされています。その気になれば僕だって再配布できてしまうわけです。IPA と登氏の契約内容がそういう内容だったことからしても、隠し続けるのは無理ですね。
まあ、社会的な影響が大きいのは事実なわけです。今までだってやろうと思えば似たことができたわけですが、敷居が決して低くなかったおかげでそう簡単に広まることはありませんでした。わざわざくぐり抜けようとするということは、ほとんど間違いなくその危険性を認識した上での行為だということで、そこから実質的に深刻な問題が実際に起こることはそう多くなかっただろうと思われます。今回問題なのは、敷居が下がったおかげで、危険性の認識なしに使えるようになったことです。
しかし、クレームの内容は変なんですよね。このソフトはセキュリティホールとなる危険性が大なのではないか?
って言われても、ええハイそうです、と答えるしかないわけで。だって、インターネット自体がそういうものなんですから。それが嫌なのなら、自前でセキュリティホールの「存在しない」ネットワークを組めばいいだけです(可能かどうかは知りませんが)。自分から好きにインターネットを使っておいて、改善策の提示もなしに文句だけを言うのは見苦しいと言う他ありません。
結局このインターネットの世界では、技術には技術で対抗するしかありません。SoftEther の存在が鬱陶しいのなら、それを遮断できるような技術を開発するしかないのです。幸い、そういう人たちにはしばらく時間が与えられることになりそうですし、(当然といえば当然ですが)それほど複雑なプロトコルではなく挙動も特徴的なようで、既にフィルタリングの方法が一部示されているようです。この年末はパケットの解析に忙しい人が多くなるのでしょうか。(遮断する方法が開発されても、結局いたちごっこなんですけどね)
個人的に面白いかなと思うのは、理論的な話として、上層のプロトコルが仮想化できないような下層プロトコル、つまり上層プロトコルの下層プロトコル仮想化を許さないようなプロトコルは存在しうるのだろうか、ということです。今回は Layer-2 をより上層でシミュレートしているわけですが、それが可能なのは、Ethernet という規格自体が上層のプロトコルに自身の仮想化を許しているから、なんでしょうか。そうだとすれば、Ethernet に代わるような、上層プロトコルによる仮想化を許さない下層プロトコルを使えばこういった問題は起こらないことになります。それとも、上層のプロトコルというものは下層プロトコルを仮想化しうるだけの能力を潜在的に備えているものなのでしょうか。この線は薄いと思いますが、もうちょっと考えてみる必要がありそうです。
というか、敷居を下げたせいで本来危ないものを危険性の認識なしに簡単に使えるようにしてしまうのが罪だとするなら、某社の OS なんて即刻発売停止なんじゃないですかね……とか。(いや、そんなに単純な問題でもないのはわかってますけど、そう言いたくもなります……)
12/24
高 1 の 12 月、冬の机椅子。"Christmas Day"。
teratti の英国奮闘記 40
ここしばらくは PC 環境の再構築で再構築でしたのですよ。がくがく。
気がついてみればしばらく日記らしい日記を書いてなかったようで。気がついてみれば日記の書き方を忘れてしまったような。
えーと、今日は起きて、朝御飯食べて、課題して、昼御飯食べて、課題して、買い物行って、晩御飯食べて、お風呂入って、テレビ見て、寝ました。まる。以上。まる。
あ、いや、まだ寝てないですー。
日記ってこんな感じ……?
というか、実は今日は Christmas Eve でございます。ございました。
と言っても、Stirling の中心部に家があるわけでもなく、実はあまり家の外に出ていない生活だったりするため(いいかげんに 10 時間以上の睡眠をやめるべきだと強く思います)、Christmas 前の街の雰囲気がどんなものかと聞かれてもいまいちはっきり答えられるような気がしないのですが。……最近の人の日本語って乱れてますね。
街自体は 11 月末頃からかなりクリスマスモードでした。Edinburgh はもちろん、Stirling も中心部はイルミネーションで飾られてます。ミニルミナリエみたいな、って言うとルミナリエを過小評価しすぎかもしれませんが。まあ、少なくともあれほど人で埋め尽くされるということはありえないです。各商店はクリスマス関連商品をその頃から並べていましたが、12 月中旬頃までは客のほうがそれほど熱心ではなかったように感じました(ただしクリスマスカードを除く)。この頃になるとさすがに買い物客が町にあふれ、Stirling のショッピングセンター Thistle も、Stirling のどこにこんなに人がいたんだ……てな感じのごった煮状態。さすがに今日になると波は完全に過ぎ去った後のようで、山のように積んであった商品もすっかり消えていましたけどね。明日の Christmas と明後日の Boxing Day は、商店は概ねお休みです。
こちらの道を歩いていると、家の中がなぜかよく見えます。むしろ見せていると言ったほうがいいのかもしれません。一戸建ての家の 1 階には、かなりの確立で外から丸見えの部屋があるのです。そして 12 月中旬頃からは、各戸がまるで競っているかのように Christmas の飾りつけをするようです。窓際にクリスマスツリーをよく見えるように置いて、贈られたクリスマスカードをその周りに立てているところが目に付きます。クリスマスカードが 2 つ折なのは、この時立てるためだとかそうじゃないとか。
クリスマスカードといえば、この年越しは年賀状を送るのが無理なので、例年年賀状を送っている人の一部には僕もクリスマスカードを贈りました。メールアドレスを知っている人は基本的にメールで失礼させていただくとして、先生方などとてもお世話になった方々に。とはいえ、それだけで 20 枚超えてるんですけどね……。はふぅ。ちゃんと届いてるかどうか、ちょっと心配です。
なんか書くことがあったような無かったような。
それにしても眠いので眠ることに。もうとっくに日本はくりすますー。
少なくとも悪い夢は見ないことを祈ることにしましょう。
12/17
ちくちくちく○。
東方妖々夢 Easy 初見(?)クリア
ここはしばらく封印しておこうかとも思ったのですが、どんな意図があるにせよ(謎)やはり友人がわざわざせっかく送ってくれたのですから触らないのは道義(謎)に反するよなー、うんうん、と自分を納得させながら CD-ROM をケースから出している自分を発見。なんてやつだ。
そんなわけで Easy 霊夢(霊) 初見クリアです。残ボムx1 で得点は 2 億 7000 万点弱。さすがにとでも言うべきか幽々子戦ではボムをあまり有効に使えなかったので、終わってみればかなりぎりぎりでした。
本来 Readme.txt に従えば Normal から始めるべきなのですが、Easy 初見クリアできるとかいう噂の信憑性を確かめるためにいきなり Easy を。ただ、オープニング画面を放置していると見られるデモ(4 面前半)は 1 回見てしまっていたので、厳密には初見ではないですね。……あ、ということはデモを見てなかったらクリアは無理だったのかな。かなりぎりぎりでしたから。
しかしもう終わったら顔がにやけっぱなしで、いやはやどうしたもんだか。演出面でのレベルが上がりすぎでため息が出ますね。特に、音楽と弾幕の展開がうまくシンクロしている場面が多かったと思います。急に東方人口が増えたのも無理の無い話なのかもしれません。
紅魔郷でもそうでしたが、4 面から幻想郷に急に引き込まれる感じがします。体験版は 3 面までなのでそこまでの印象は受けないのですが、製品版で 4 面に入った瞬間にもう逃げられなくなるような。体験版でそこまでの魅力を出せればいいのにもったいないなあ、と一瞬思ったのですが、よく考えればこれって当たり前の戦略で。体験版で脈ありの客だけを軽く惹きつけておいて、製品版フェーズでそういうユーザをがばっと取り込んでしまうという。あまりに見事にひっかかっている自分がなんとも。
こんな感じで放っておくと間違いなく没頭してしまいそうなのですが、ここは涙を呑んでとりあえず紅魔郷全キャラ Hard & Extra クリアまで封印することにします。春の夢を見るのはそれからでも遅くは無いでしょう、たぶん。おそらくまだ頭の中を春満開にするには早すぎるのです、季節的にも。
結論。この贈り物はクリティカルヒットでした。
ところで……へ? 季節的には Kanon?
がく。
12/16
キシャーーーッ!
クリスマスプレゼント?
そんなこんなで今日も順調に 10 時間以上の惰眠を貪って階下に降りたところ、日本の某友人達から郵便が届いているという話が。ほへーと思って見てみると、ひとつは普通の定型茶封筒。もうひとつは膨らんだ少し大きめの黄色の封筒で、手に持ってみると空気緩衝材の感触。
……嫌な素晴らしい予感が。
まず茶色のほうを確認。中身は、手書きの素敵なクリスマスカードと写真が数枚。写真は以前見たいと言っていたものでしたが、僕は帰国後にでも見せてもらえればいいと考えていたのでびっくりでした。なんにせよありがたいことです。
黄色。まず出てきたのは、いかにもいかにも日本の秋らしい絵(写真)葉書。これもありがたいものです。帰ったら京都に行かないと。そして残りは上海アリス幻樂団謹製東方妖々夢。
……やっぱり?
昨日あんなこと書いたばっかりなのに?
タイミング悪すぎ良すぎですよ?
……。
キシャーーーッ!
12/15
○の見えない月?
teratti の英国奮闘記 39
いやもうそのやっぱりなんというかもーもー。
あ、先週で Term 1 終了です。
寝すぎるとあの目覚まし時計が欲しくなりますね?
そんなわけでしかし Kanon 封印解除。
東方紅魔郷 Hard クリア
本日東方紅魔郷 Hard 霊夢(霊) no continue クリアです。得点は 1 億 2000 万点強、紅色の幻想郷は 0/3。
紅色の幻想郷突入時 残機x0 ボムx1 だったので、まあ無理だろうと思って捨て身で気合避けしたのがよかったのでしょうか。お嬢様と御対面できた割にボムの使用回数はいつもより少なめだった(要するにミスしまくり; と言っても 20 は超えますが)にもかかわらず、エンディングを拝むことができました。いやー、震えましたよー。
Normal の初クリアが 9 月 6 日だったので、3 ヶ月ちょっとといったところですか。全キャラ制覇にはまだしばらく時間がかかると思いますが、それでも帰国時までには十分。今のところ Extra は進展無しですが、これも同じ。予定通り、帰ったら妖々夢を楽しめますね。……難民にならない限り。
え? Lunatic?
冗談キツいよ、おじさん。
12/06
答えは馬鹿。
葉鍵ロワイヤル読了
何をいまさら、と言われそうですけど、昨夜(というか今朝)葉鍵ロワイヤル(キャラ編)読了です。最後は暴走したので、予定より 2 日ほど早かったですね。
その性質上内容についてはコメントをしても仕方ないのですが、読むきっかけになったのはハカロワ出版のプロポーション Flash でした。そもそもそれまでは存在を知らなかったので。住民じゃないですし。
最初に興味を持ったのは、2ch 上でのリレー小説だということと、その規模の大きさ。この規模だとどうせ途中で発散して終わりになるんだろうと思ったのですが、どうもそうではない様子だったので。
実際に読み始めてみるとどうも統一性に欠けて面白くないので、途中でやめようかと思ったのですが、中盤からみるみるレベルが上がっていきました。これ、書く側にある程度以上の実力がないと、そもそもそれまでの伏線を把握しきれなくなってくるんですね。つまり、下手な書き手は自動的に振り落とされるわけです。ほうほう、と感心しているうちに最後まで行っちゃいました。エンディングテーマ(謎)ではさすがにぐっと。
まあ、でもとにかく疲れたー、としか言い様が無いかも。葉鍵的な要素に興味の無い人が読むだけの価値は無いのは確かです、はい。
「ねえ、原作読んだことあったっけ?」 しーっ! 黙ってたら分からないって! 「黙ってたら、ね……」
[表紙絵] St Andrew Square, Edinburgh
3 日に更新しておきました。
まあ、こんな感じですよ、と。写真自体は結構面白いんじゃないかと思います。