2004/11
11/30
また空か。どうして僕を誘うんだよ。
Cradle - 東方幻樂祀典 -
さすがにそろそろある程度聴けてきたと思うので、軽く感想など。
全体的には、ほんのちょっと期待外れ。同人のアレンジ寄せ集めアルバムに何を期待すべきか、ってのを見誤ってたので仕方ありませんが。僕にはさすがに激しすぎ。
感動したというのとは違いますが、アレンジとして上手いと思ったのは Godspeed さんの人形裁判。他にはあずさんのさくらさくら、Lix さんの恋娘、ゆうさんのU.N.オーエンあたり。青猫さんの紅楼も毛色は違いますが面白いですね。ZUN さんのシンデレラケージは永夜抄を触るまで全然ピンと来ませんでしたが、一旦プレイしてしまえばイメージ通り。
発売時期を考えると、永夜抄の曲が相当に多いのが不思議ではありますが、ミスティアのテーマのアレンジが無いのはもっと不思議です。もっとも、僕は Wave 版を聞いてかなり落胆したので、もはやどうでもいい感もありますけど。
まあ、Jun.A さんのラクトガールがあるから良しとしますか。
「結局それなんだね……」
11/27
ああ、ついにあの雲が彼を現し世へと引き戻したというのに。
国宝「曜変天目茶碗 稲葉天目」
二子玉川近くにある静嘉堂文庫美術館に行って、三菱・岩崎家の茶道具−父子二代蒐集の至宝−という展示を見てきました。
会期最終日前日だけあって、さすがに人が多かったです。11時から学芸員の方による展示解説がありましたが、人が多いので移動が大変、というより移動してませんでしたね。狭いし。
今回の目玉は、世界に3点しか残っていないという曜変天目茶碗。写真でしか見たことはありませんでしたが……これはすごい。写真で見ても確かにきれいではありますが、実物の持つ不思議な存在感は絶対に分かりません。小ぶりの茶碗の内側で色とりどりに輝く星々を見ていると、宇宙の神秘に吸い込まれてしまいそうです。国宝として認定されているのも当然といえます。
掛け軸などは正直に言って何もコメントできないのですが、もうひとつ驚かせてもらったのは、ある
すごく小さな美術館なのに、結局3時間半も滞在。思わず図録(「静嘉堂 茶道具名品選」)も買ってしまいました。薄い財布に大ダメージ。敷地全体もいい感じで、幼稚園児だか保育園児がみんなで散歩していたり。紅葉の中の廟もきれいでした。
で、せっかく二子玉川まで出てきたんだからということで、火独楽で遅い昼食を取ったあと、兵庫橋を渡ってみたり谷川緑道を歩いたりして高島屋SCへ。地下で洋菓子でも買おうかと思ってましたが、物価の高さに唖然として手が出ませんでした。アンリが安く見えるとは……むぅ。これなら上生のほうが絶対満足感高いぞ、とか遠吠えしつつ PECK と FAUCHON でパンを少し買って一旦帰宅。
茶道部学園祭コンパ
渋谷に集まって、お疲れ様と言い合う。いやほんと、お疲れ様です……。笑いが多くてよかった。
二次会にて(主に)男子校気質の二年生があまりにピュア過ぎることが発覚。これを機にどろどろ……とはならんでしょう、人が人なので。気を使いすぎるのも良くありません。
意図的に仕組まれた結果と言ってしまうとやや語弊があるかもしれないものの、どうももう家に帰れないような気が全くしないでもない時間になってしまったため、K 君宅に数人でお邪魔。どうでもいい昔話など。枕は図録。
11/24
それでもきっと貴方は私と触れ合えないのでしょう。
祭りの後
張り詰めていた糸が切れて、一気に体にガタが来る。普通の授業なら間違いなくサボっていただろうが、それもできずに半ば怒りながら大学へ。もう糸は決して強くないと分かっているのだから、適度に養生しないといけない。
帰りに食べた冬野菜たっぷりの京風煮込みうどんがただ美味しかった。勘違いしている人も多いが、美味しさというものもまたコンテキスト依存である。
は? レポート?
マイヤヒー
O-ZONE の DRAGOSTEA DIN TEI の Flash を発見。
この不思議な曲は、ノルウェーに行ったときにテレビで PV が流れまくっていたので強く印象に残っています。飛行機の主翼で3人が踊っている PV を Oslo でも Bergen でも Stavanger でもホテルのテレビで見たような。その時はただ気になるだけで放っていたのですが(なにせノルウェー語)、今になって曲名が分かるとは。CD 買おうかな。
11/23
ドキドキするというのはつまりドキすることだ?
学園祭三日目最終日
昨日はあの後強烈な眠気に襲われて、とにかく寝て寝た。いろいろまずい。
いそがしいけど充実してたのかもしれません。
Japanese English の相当な使い手であるところのおじいさまによると、うちの生徒は色々と偏見を受けてるけど実は純粋で良いらしい。とは言っても人は偏見で生きているようなものですし、僕達だって偏見を利用してそれなりに生きている。まあ、そんなことで悩む辺りが純粋だとは言えるかもしれませんが。
懸念された解体は、まあ何とか手際よく終了。よかったよかった。
ただ、僕について言えば右手人差し指の爪と肉の間に幅0.4mm・長さ4.0mmほどの木のささくれが約45度の角度で刺さって埋没したのにびっくり。家に帰ってから爪切りで20分ほど格闘、ようやく除去に成功。抜いた後のほうが痛い。
主に二年でラーメンを食べて解散。開けてよかったと思う。でも、近い内に今度こそ寂しくなる。
11/22
うわあ、きれいな人だったよね……。(昨日)
学園祭二日目
予定通りまったりで助かる。笑顔とあくび多し。
平日なので、学内の意外な友人・先輩がなぜだか訪れてくれていたような気がする。やはりもてなしの心ということか。暇だからとか言うな。
女性陣の着物は色彩的に異常にハイセンス。そこらの人が適当に着たという感じではなく、なんとも魅力的。半分うらやましい。明日は華がなくて寂しいかもしれない。
なんにせよ究極の問題は明日。最後が極めて不安。乗り切れるか?
……まさか中央大学の校章は centre のイメージじゃないだろうな。
今日の訪問者
読売の若い人。
適当にしていると結構粘られて、部数調整のために無料で3ヶ月とかいう話を持ち出してくる。なぜか変な去り際だったのが気になる。まあ、試読の範囲を超えれば新聞公正競争規約違反なので条件は悪くない。もっとも、何が悲しゅうて読売に金を払う必要があるのか、ということで契約書に判を押すつもりはさらさら無いけれど。いざとなればクーリングオフもある。
言った瞬間にまずいと思ったものの、早い段階で大学名をうっかり口にしてしまったのは痛いミス。次回に生かそう。
11/21
無言でもたれかかる時間が欲しくはないか。
学園祭一日目
はー。
繁盛しているのはいいものの、余裕の無い友人達を見るのは辛い。部長もそうだ……。そして自分が直接手伝えることが無いのもどうしようもなくもどかしい。できることをやっていくしかない、ということか。なのか。なのだろう。そうだったらそうなんだ。
友達が来てくれたので、席が終わってから一緒に渋谷へ。分かっていながら遅くまで引き止めてしまうあたり、もはや自分には打つ手が無いとしか思えない。
とりあえずは明日を生きる。死んでなどいられない。
11/20
森を見れば木が見える。木を見ても木は見えない。
X-day
すごい……。
差し入れにマリアージュフレールのコットンティーバッグがあったような気がしますが。
頭が上がりません。
糀谷産
郵便入れに工事の告知。工事自体は事前に知らされてたのですが。
11/21 月曜日 工事させて致だきます。
ん?
んん?
11/19
夢の中で世界が終わった。
[表紙絵] Hellnar, Iceland
よくある構図ですが、夏の写真なのに秋の空気。
使えそうな写真の数が少なすぎるので、しばらくこれで。
JPEG で空が潰れかけか……はぁ。
しつこいですが地名間違ってるかも。
11/16
……ほんまにそんなん思ってんのん?
事故中な世界
茶道部の小空間で感激。
劇中で大切な人を失ったとき、「心が半分なくなったような」という表現がありまして。まあ、当然普通は比喩なわけですが、検討してみると実はなかなか奥が深い表現なのかもしれないと思ったり。
人間の脳は、それなりに訓練すれば新しいデバイスを身体の一部のように取り込むことができるということをたまに聞きます。先天的に目が見えなくても、特殊な機器からの電気信号で視覚のようなものを得てみたり。義手義足あたりもそんな感じかもしれません。さらに言えば外国語とか、もっともっと言えば音楽とか。
認識上の身体が物理的に身体の一部かどうかというのと無関係なのであれば、ひょっとするともっと一般に拡張できるのかもしれません。例えば、大切な人を文字通り半身だと感じることもあるのかもしれません。ある対象に自分から刺激を与えてその反応を予測できるのであれば、それは具体的にどんなものであれ身体の一部だと言っていいのかもしれません。僕の心はこの世界と同じなのかもしれません。とか言ってると近い内に危険思想認定されるか……。
まあ、変に一般化しすぎても色々見えなくなったりしますが。本質ってなんでしょね。どうせあらゆる概念は人間依存なのに。
なんか、ずれてる。
[表紙絵] Snæfellsjökull, Iceland
荒んだ老後に氷河はいかが。
名前間違ってるかも。
TRF 80,000 hits
未だに日本語 Google で TRF 上位10件に入ってくるはた迷惑な TRF のカウンタがこっそり 80,000 突破。
11/14
――そして二人は困惑と混沌の中で手を繋ぐ。
秋葉原詣
I さんからお声がかかったので、昼過ぎから秋葉原に。帰ってきてから初めて。
まあ、適当にぐるぐると。
リバーズ・エンド after days と、弾みで朝霧の巫女4巻を購入。まほろまてぃっくとか月詠とかどうしましょう。
帰り際に終了間際の文学フリマをちらりと覗くも即退散。
11/11
君の瞳に核弾頭。
IJCE 選考落選
聞かされていた予定より遅くてそわそわしてましたが、選考結果が届いて落選との事。ふむ……。選ばれない根拠として使えそうな理由はいくつか思い浮かぶので、残念ではありますが仕方の無いところです。
まあ、ほっとため息をついているというのも事実であります。実際、本当に時間あるのかという5割弱の不安と応募直後からずっと戦っていたわけで。それを読まれたわけではないと思ってますが、まあ何と言うか。日本語は微妙すぎる。まあ、これで日曜が潰れることはなくなったので色々他のことにも使えるでしょう。それはそれで楽しみ。
え、次ですか? 無いですよ。
[表紙絵] Hallgrímskirkja, Reykjavík, Iceland
というわけで、落選記念にアイスランドの写真をいくつか放出することにしましょう。
さて、まずはやはり首都のランドマークから。今日はレイキャヴィク Reykjavík の丘の頂上にそびえ立つ壮絶に変な教会ハトルグリムスキルキャ Hallgrímskirkja をご紹介しましょう。今ならなんと謎な彫刻とガラス細工に有料エレベータまで付いておりまして、大変お得感あふれる物件となっております。気になるお値段のほうは……?
(余談ですが、kirkja ってのはどう見ても教会の意味だと思うのでよくあるハトルグリムスキルキャ教会という表記は Ginkaku-ji temple みたいな感じでしょうね。仕方ないんですが)
(余談2。ますますどうでもいいですが、カタカナ表記だとこの他にハルグリームス、ハトリグリムズ、ハルグリムス、ハルグリム、ハットルグリムス、ハトルグリムスチルキャ等の例が Google で簡単に見つかります。ll の発音が [dl] に近くて日本語に直しようが無いんですよね)
あと、アイスランドの旅行記を書くとか言ってましたが、よく考えてみると現地でもらった資料はほとんど実家のどこかに埋もれてるはずなので書こうにも書けませんのであしからず。
11/07
ろぉ〜っくおぉんっ。
今日はたのしい日よう日
涙が出そうなほど普通(であるべき)な日曜日。
ちょっと買い物があったので普段あまり行かないほうへ歩いてみると、鳴海餅のお店ができたらしく。少し安くなっていた赤飯万寿を買いました。まさか赤坂万寿だと勘違いしていたなんてことはありえません。しかし、なんで東京で京都の御菓子を買っているのか……。
午後は注文していた棚が届いたので、組み立て。これで部屋の中がすっきりする……かな。作業が結構うるさくなってしまったので、苦情が来ないかどうか心配だったりもしますが。
天気もすばらしかったので、せっせと洗濯なども。日が沈むのもずいぶん早くなってきました。
陽気に包まれてぼんやりお昼寝。幸せ。
「うーん。勉強は?」
今日は何と充実した一日だったことだろうか。
「べんきょ」
ささ、よい子はもう寝る時間ですよ。
11/06
この布切れを完全に一色に染めることはできない。絶対にだ。
IJCE メンバー選考会
学校で茶道部の学園祭前準備。マンション住まいだと日曜大工になかなか縁が無いですね。
その後、謎に非効率な謎なルートをたどって、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターへ。夜とはいえなかなか立派に見える建物が多かったですが、内装は病院のような印象を受けるのがちょっと。
今日は IJCE(日本アイスランド学生外交会議) の新メンバー選考会。複数人が同時に面接するのだと思い込んでいたので、自分ひとりだと分かったときには少し戸惑いました。内容は、まあそれなりに。英語で普通の自己紹介しろと言われて詰まったのがちょっと不思議でしたが、よく考えてみたら今までそんな改まった経験は無かったですね。2, 3日で結果は分かるそうですが……。
まあ、実は今日のメインイベントはそれではなく。せっかく代々木に行くんだからということで、代々木八幡の駅のすぐ側にあるせきぐち亭で夕飯を食べてきました。頼んだのはカキフライ。いやー、おいしかったですよ。カキフライとしてはもっと美味しくできるのかもしれませんけど、日本的洋食屋風カキフライとしてはほとんど理想的。あー、今度はランチに行きたいなぁ。印象的だったのは、開店すぐを狙って行ったのに予約席で一杯だったこと。この前のインティライミもそうでした。なるほどね。
11/03
これでもくらおきくらね。
むぅ
実家から小包到着。一部に食料の重複発生。
しかし他が何かと相当に終わっていることには終わりが終わりに終わっている。まずいまずい……。
東方永夜抄 Normal クリア
半ばヤケになって結界組で Normal クリア。残機2、残ボム2、ボム使用24回、得点は12億点強。昨日のを入れて3回目でこの結果なので、なるほど Normal も簡単になってるわけです。
というか、あのシステムだとクリアって実感があまり無いですけどね。特に最後があれですから……。
あと、拍子抜けとか言ってたのは撤回。Normal 2回目で6B面を経験したら、印象ががらりと変わりました。いやー、浅はかでしたねえ。楽しい楽しい。
11/02
Yoko の皿にも新入り予定。
東方永夜抄 Easy 初見クリア
休講などの関係で永夜抄解禁。結界組で Easy 初見クリア。残機4、残ボム0、ボム使用15回、得点は8億点弱。言い訳できない完全なポカミスが2つあってこの結果なので、なるほど Easy は簡単になってるわけです。
第一印象は、ちょっと拍子抜けかも。ゲームシステムとしてはかなり楽しめるだけの深さがありそうですが……。まあ、Hard とか Extra とかその他諸々も見てからですが。え? そろそろ飽きてきただけ? そう言えるのかもしれませんけど、まだ何とも。
なお、次に挑戦した初回 Normal は6面初めで轟沈。これはこんなものでしょう。まだ余裕が無いからそんなに楽しめてない。
ち・な・み・に。
「紅魔郷 Lunatic が面白いのは秘密ですよ」
駒場の歴史展
展示物が多すぎるので、途中でリタイア。今回はお年を召した方も外からちらほら見にいらっしゃってます。懐かしそうな目で。
和辻哲郎の若い頃の写真が意外。かっこいいです。
しかしまあ、あの頃の有名人は一高ばっかりなのですね。
ドメイン/サーバ
向こうに行っている間に情勢が変わってるので、ドメインとサーバ管理で動き始め。ドメインは移管、www.teratti.jp と www.teratti.com はとりあえず同一サーバに統合することになるような気が。
11/01
ギガゾンビ下の皿にも新入り。
言語はフラクタル
もう呆れるという選択肢も忘れてしまうぐらいに呆れる事態に際して呆れるということを忘れてしまった呆れた人までが呆れてしまっただけだ。
未だに神経科学っぽい話は全然していないような気がする5限の認知神経科学で、適切な抽象化と理想化が必要なのですよ、というお話。それ自体は至極当たり前のことだけれど、脳内天気がやや晴れてきたような気もする。さっぱり実体がつかめないというか、考えれば考えるほど真面目にやる気がなくなってくる言語を扱うには確かに大切な心構え。
Edinburgh でそれと知らずに勉強しかけていた Chomsky の X' 理論の図を見ていると、教官が、要するに五文字のカタカナ数学用語で言えちゃうことなんですが分かりますかね、と。ちょっと考えたところで体を電撃が走る。……え? 本当に? そんなことはまるで連想できなかった。でも、確かに……。
このままだと言語に流れてしまうような気も。まずいな(まずいのか?)。