2006/01
01/24
一日一楽。
原美術館 オラファー・エリアソン
品川の原美術館で「オラファー エリアソン 影の光」展。
うーん、まあまあといったところ。面白い作品もあるのですが、全体的にちょっと物足りない。まあ、現代美術にしては静かで好ましい感じです。ふらっと見に来るのには最適かもしれませんが、それにしては入館料が……。美術館の日本語名に「現代」と入れてないのは故意じゃないかと勘繰りたいところ。
ミュージアムショップで「ときたまフォーチュンクッキー」げっと。中身は秘密なのです。
せっかく品川に来たんだしと思ってしながわ翁に行ったら、臨時休業の張り紙が。うう、寒い中歩いたのに……。
[表紙絵] 朝の終わり
でも、もう雪も消えてしまいそうだ。
01/23
おや、たこ焼きを持っているとは気付かなかったよ、とでも言いたげで大層憎らしい。
渋谷散策
今日は部活が無い日。でも、月曜日に開いている美術館はまず無い。せっかくだから、渋谷の周りを散策しよう。
代々木八幡宮。木漏れ日の下に広がる銀白の世界が神々しい。時折、風と光が雪を細かくして地に還してくれる。
金王八幡宮。ビルの谷間にある渋谷氏ゆかりの場所で、茅の輪を三度くぐる。これからの朝は、日の昇るさまを。
氷上神社。たくさんのおおきな生命が土俵を囲んで天に向かって伸びていた。その力に静かに圧倒される。
吸江寺。奥へ奥へと伸びる墓地に引き込まれる。するとそこには、決して立ち入るべきでない場所があった。
Far East Cafe. 懐かしさがまずあって、落ち着かなさはついに一度も姿を見せなかった。だから、うたを歌おう。
01/22
くすっ、かわいそう?(笑)
世田谷文学館
世田谷文学館で、世田谷区内在住書家による「世田谷の書展」。招待券があったので友達と。
……誘っておいて寝坊しました、ごめんなさい。ううう……。
サントリーホール
明大前で別れて、サントリーホールに移動して友人が所属するオーケストラのコンサート。開演ぎりぎりに到着して、聴きに来ている友人達と合流。ふう。
後半はおめめパッチリ(だからどうした)。呼吸法をいろいろと実験しておりました。「死の舞踏」、面白かったですね。
六本木ヒルズ
夕飯でもとろうかと某君とアークヒルズをうろうろしていたら、共通の旧友(??)から連絡が入ったので、感動の再開(????)の後にヒルズ49階で閉まるまで。
01/21
遠い空からはるばる、星を見せに来てくれたんだね。
雪
銀白の世界。雪だるまと雪合戦。
袴の件に片をつける。
銀座松屋 ミヒャエル・ゾーヴァの世界展
銀座に着いたら雪が雨に変わっていてがっくり。前売り券を買っておいた「ミヒャエル・ゾーヴァの世界展」を松屋で観る。混み混み。
今までこのゾーヴァという人のことを全然知らなかったのですが、随分と損をしていた気分です。この不思議な世界観は大好き。いや、そう形容されるのも分かりますが、僕にとっては全然不思議ではないですね。ああ、こういう風にして世界へのやさしい視線を表現する術があったのだな、と。ちょっと無理してサイン会に行ってもよかったかもしれません。もし自分がそれなりに写実的な絵を描く才能を身につけたなら、こういう絵を描いてみたいものです。思わずポストカードをたくさん買ってしまいました。映画「アメリ」も今度見てみましょう。
で、友達に呼ばれて晩御飯。
01/20
これ、本当に自分で書いたのー?
浅草
某居酒屋の店長さんと浅草で待ち合わせて、袴の受け取り。まさかとは思いますが、念には念を入れて友達に立ち会いを頼む。
舟和本店の喫茶でまったり一件落着かと思いきや、持参すべき汚れた袴を忘れるという失態が……。
あとは、ぶらぶらして細々したものを買い求め。頼まれ物とか。
秋葉原
銀座線で末広町に移動して、久しぶりの秋葉原散策。4ヶ月ぶりぐらい。
今回は DDR2 PC-4200 SO-DIMM 1GB がお目当て。心当たりのあるパーツショップを一通りまわって、結構悩んだ末にニッシンパルで Kingston の KVR533D2S4/1G を ¥11,800 で購入。バルクの最安はおそらく ark の ¥9,980 でしょう。クレバリーで Kingston チップのが確か ¥10,980 だったと思いますが、箱物かどうか未確認。
あとは、某店に寄ってしまって予想外にげふげふと散財して(ちなみにあたりでした)、ヨドバシAkibaの風月で歓談するといい時間。
01/17
そしてここで、「ふたりのハートに火をつける」!
ThinkPad T43 2668-J9J
2668-J9J が手元に。
2652-E5J に不審な挙動が頻発していたので、そろそろ代え時かな、と。アメリカで T60 が発売されているとはいえ、まだ国内では現役ラインのモデルをこの価格で手に入れられたのは幸運なことですよ。仮に T60 を買ったとしても、どうせ Vista は満足に動かないでしょう。
ThinkPad A31 2652-E5J の不審な挙動
2652-E5J の挙動不審詳細。
ひとつめは、オーディオのライン出力。ハイバネーション(休止状態)から復帰した際、かなりの確率でライン出力から何も出てこなくなる。ただし、もう一度すぐに休止→復帰を行うと出力が確実に回復。休止状態の時間が長いとほぼ確実に発生するが、必ずしも短ければ回避できるというわけでもないらしく、正確な再現条件は不明。これはかなり前からの症状で、下手をすると二年ぐらい続いているかも。
ふたつめは、ハングアップ(というより、処理の停止(?))。画面が文字通り固まるという症状。発生は基本的にランダム。Windows 起動後はもちろん、起動中のコンソールでも固まることあり。さらに、そもそも BIOS が起動しない場合もある(別症状?)。回避するには何らかのオーディオ出力(ソフト非依存)を続ければよいことが経験的に分かっているが、その場合はそれを止めた瞬間に固まる可能性が極めて高い(が、100%ではない)。これまた正確な再現条件は不明。リセットの回数が多く、ディスクへの負担が大きいのが辛いところ。これは半年ぐらい前からかなあ。
(少なくともふたつめに関しては)素直に考えるとメモリの異常が最も疑わしいのに、memtest86+ を15周走らせても Error が0個なのでその線は薄いか。とするとオーディオ関係のハードウェア異常のような気がするが、そうなるとお手上げ。もう3年近く使っているので、十分働いてくれていますけどね。
東京都庭園美術館 マイセン磁器
授業後に東京都庭園美術館へ行って、「華麗なるマイセン磁器」。前回庭園美術館に行った時から、これは楽しみだと思っていたもの。
いやー、価値ある展覧会でした。マイセンと旧朝香宮邸の組み合わせがあまりに自然で怖いぐらいですね。日本人がまずイメージするようなカップ類はほとんど無くて、人物像などの大き目のものが多かったのですが、それが素晴らしい。
まず出迎えてくれた指揮者さん(ただし猿)のつぶらな瞳にいきなりやられ、「本当の」木漏れ日の下の羊飼いさんとか商人の奥さんとかも魅力的でしたが、何より感動したのは最上階の部屋に置いてあった「色絵オシドリ像」。左右の目の微妙な印象の差とか頭から背にかけての曲線とか首周りの毛の表現とか尾の妖艶な曲がり具合とか色の抜き方とかとか、とにかくとんでもなく格好いい! これに比べれば、ポスターに使われていた隣のバレエ像なんてどうでもいいです。
それに反して極めて不満なのが、図録の出来。気に入った像の写真が悉くひどすぎます。言いすぎなのは承知ですが、どうやったらあんなに悪い目つきを撮影できるのだか、と思ったり。オシドリ像の写真なんて、どう見ても目が死んでる……。期待が大きすぎたのでしょうけど。
庭園美術館自体は二回目で、旧朝香宮邸を前よりもじっくり楽しめたのは良かった点です。ラリックのシャンデリアも含めて、どの部屋の照明も面白いと思います。新しく気付いたこともちらほら。日が落ちた後の大階段もいい雰囲気ですね。
01/13
だから、「改善」じゃなく「完治」なんです。
おはよう世界
すがすがしい朝だ。 しかしレポートは終わっていない。リアルテニスとかスファイリスティックとか知らんし。
まさかスポ身のレポートでロンプラ引くはめになるとは。
まさかまさか寝坊するはめになるとは。
新年会
爺クラの新年会。懐かしー。
――を見て何も感じなかったといえば嘘になるけれど、カラオケが終わってしんみりと思うに、僕も――もずいぶん変わってしまったものだと。美しきかな。
01/10
それを見るともう抑えきれなくて、息を白くして駆け出した。
ぽへ
年賀状書き終わったー!
「……へ?」
今年の目標
当たり前のことを当たり前に。去年できなかったこと。
当たり前でないことには、自分の力と友達の力を。
01/09
楽しいときも哀しい時もずっといっしょに居られますように。
赤塚散策
さて、世の中では粛々と成人式が執り行われている日を如何に過ご(略)前々から気になっていた板橋区立美術館まで足を伸ばすことに決定。だって遠いんだもん。
西高島平から歩いて、まずは腹ごしらえ。萬吉禎で運良く薬健チーズカレーにありつく。なかなか幸先のいいスタート。お味のほうは……。
次に、松月院へお参り。そういえば、今年はこれが初詣ですね。この時期何もない板橋区立植物園をぶらぶらしてから、乗蓮寺でいわゆる東京大仏を拝む。新成人と思しきお嬢様方もちらほら。くじは大吉。
で、美術館。
美術館のあとは、裏の赤塚城址に登って、竹の子公園→諏訪神社→赤塚公園と歩いて、高島平駅まで。
ここまできたらついでなので、途中でポスターを見かけた板橋区立熱帯環境植物館へも。……日が沈む頃の人がいない温室って怖いですね。蘭の企画展もいまいちで残念。
帰りは新宿まで出て、高島屋と東急ハンズでお買い物。なかなかよく歩いた一日でした。
ただ、感傷的過ぎるのが困りもの。
板橋区立美術館
そんなわけで板橋区立美術館でトロースドルフ絵本美術館展「『赤ずきん』と名作絵本の原画たち」。ここは今までも企画展の個性が際立っていたのですが、いかんせん遠いので今回が初めてです。ちなみにドイツ年企画。
いやはや、面白い。このコレクションはかなりのものですね。これだけたくさんのバリエーションがあれば、見ているだけで十分楽しいものです。可愛いし。フランス語とドイツ語がそれなりに分かったら、もっと面白かっただろうになぁ。
そんなに混んでないだろうと高をくくっていたので、なかなかの人手にちょっとびっくり。決して立地や設備に恵まれているわけでもないけれど、元気があって良い美術館です。
01/08
一線を越えるな。
菊池寛実記念 智美術館
これ以上布団と仲良くしていても仕方ないので、友達と菊池寛実記念智美術館へ。楽家当代の最近の作品を扱っている「樂 吉左衛門 1999年秋-2005年春 創作」という展示。
まあこんなものか、という感じ。もっと前衛的なのを想像して警戒していたので、この程度で収まってちょっと安心。金属的なテクスチャが個人的な好みではありませんが、一陶芸家としては現代で十分通用するような気がします。似たモチーフが明らかに繰り返されているところに試行錯誤が見え隠れ。タマゴタマゴ。
むしろ驚愕させられたのは美術館そのもの。展示場へのアプローチが異常すぎます。はー。
雑感
T60 & X60 発表されましたね。T43 の相場が下がってくれると嬉しいんだけど、もうあの時ほどには落ちないんだろうな。
高野さんの新刊出ましたね。どうすることもできませんでしたが。委託されたら嬉しかったけど、完売だしなあ。はぁ。
01/04
あけましておめでとうございます。
私もニット帽、買おうかなあ!
蠢き。未知の意思を感じた。それもひとつではない。震え上がるほどの数があった。だが私は震えることすらできなかった。ただ身を任せることもできないほどそれは想像を絶していた。奥底にでなく、手の届くすぐそこに、ざわめきと言うには激しすぎる動きがあった。信じ難い感覚を前にして怯える私ができることは、いつ明けるとも知れぬ暗闇の中で、目をかたくつぶって身を縮め、やがて訪れるだろう何かを待ち続けること以外に何も無かった……。
A は、それはもう喜んで得意げに、その詞を掲げました。でもそれは B にとって、もう否定されたはずのものでした。だから B は――
上を向くか横を向くかで変わることもあるが、変わらないものもありますな。
いま、春が来て……頭遺体。