2007/06
06/30
み、見られた……!?(恥)
夏越の大祓
朝、根津神社で茅の輪くぐり。とりあえず根津のたいやきを頬張って、帰りに一炉庵で水無月を買って食べる。う〜む、濃厚だ。お値段もね。
夜、根津神社で茅の輪くぐり。神事ということで O と行列。どうやってこんなに大勢がくぐるんだろうと思っていたら、まさかこんな力業とは……面白いからいいけど。せっかくなので粽の厄除けをもらうことにした。
06/28
思い出してくれなくても よかったのにな (ぼそっ)
踏み……毛?
深夜のキャンパスで猫に魂を奪われたからという訳ではないだろうが、今日は朝からどうにも調子が悪かった。浮き足立っていたのかもしれない。あるいは気が早かっただけなのか。
お茶とお菓子に前後して、吉報が急に届いた。たくさん届いた。そして教え子も成長した。みんながんばって、がんばってその努力が花開いてきているのをいま感じる。
きっとおそらく、これはまるで偶然のような運命なのだろうけど(F 曰くもうここまできたら何かの縁
)、僕のまわりの狭い世界にも淡くて遅い春の香りが俄かに漂いだして、止まっているようにも見えていた時が、人が、心が、今日を境に表情豊かに動きはじめる。そんな予感がするんだ。
僕は嬉しい。
06/27
昼休み (都心II)
苔 & 泉屋
朝、藝大裏の大黒天で苔の庵を見る。外見はなんでもないのに、最初に穴をくぐって入ろうとした瞬間、苔の放つ空気が一挙に僕を包んで身体が動かなくなってしまった。中は変な空間。涼しいような気もするけど、冷や汗かもしれない。上手く表現する術が無い。
昼から泉屋博古館分館の春季展「茶道具 -付属品とともにたのしむ-」。ここが茶道具を前面に出してくるのは珍しいと思って期待していたら、その期待以上の内容。少し見始めて、あ、これは作品解説が要るわと思って売店で購入。たくさん書き込みながら勉強させてもらいました(これもめずらしい)。箱書も面白いけど、道具としては釜とか茶壷とか。伯庵茶碗も出てたなぁ。古代青銅器に絞った展示が待ち遠しいな。
06/25
心の悪い人なら汚く死ぬだろう。
幸福論を買った
気になったある成句の出展を調べてみるとアランの幸福論で、最近ずっと心に留めていたこと。昨日の本屋では買わなかったけど、結局今日岩波文庫のを買っちゃった。
夜は駒場に行って、こっそり写真を展示してきた。いったいどれだけの人の目に入って、心に触れるのだろうか。
06/24
もう期待はしてない。でも、だからこそ、そのときそのときを全力で楽しもうって。
早稲田 水無月茶会
靖国神社洗心亭で早稲田大学茶道研究会の水無月茶会。大勢でお邪魔する。
良いお茶碗で美味しいお茶を飲めるというのは、とても幸せなことです。今になってあんなに社長とお話できるなんて、昔の僕には想像もできなかった。色々と思い出したり、思い出さなかった。
小間から外に出ると、雨が降り出していた。
ペルジーノ
友達と損保ジャパン東郷青児美術館のペルジーノ展。思ったより幅広い範囲の絵を見られて面白かったかも。ダ・ヴィンチの受胎告知の印象がまだ残ってるので、比較したりしても楽しい。
粒と線を潜って、ゆいっとでおはなし。だって僕たちにはもう、そうする道しか残されてない。
06/20
最後には、無事に帰ってこい。
古伊万里
戸栗美術館で開館20周年の名品展「古伊万里・江戸時代の技と美」。
最後のほうに置いてあった孔雀の香合が可愛すぎて幸せすぎる。ケース前で思わず小躍りしてしまって、もうこの人はどうすればいいのかと真剣に悩んだりした。造形もいいけど、とにかくあの目があの目が以下略。これだけで十分足を運ぶ理由になりますね。
他にも衝撃的な印象の色絵牡丹とか、雪輪の徳利とか、兎さんのお皿とか。これはと思うものがいくつかあって良かったと思います。ただやはり、至近距離で起きた昨日の事故が途中何度か頭をよぎりましたが。
帰りにも渋谷の街を通って、なんでこんなにも普通の夜がまた繰り返されているのかと思う。いや、分かってはいるんだ、自分もその片棒を担いでいるのは。でも。
06/17
距離? んなものはない。
合同練習会
トラブル塗れの合同練習会担当も一応終了。ふぁ。
帰りに闇夜の坂をふらふら上っていたら、高い位置にある紫陽花が街燈に照らされていた。ちょうど都合良い位置に、二三房(って数えるのかな?)だけがぽつんと、都会の夜にはとても印象的に、鮮烈に浮かび上がっていて、思わず足をとめ見とれることしばし、これを目にしただけで十分に報われたような気がした大学三年夏の teratti であった。
メモリーカードがいっぱいです。
06/16
オ、オレはそんな言葉に惑わされない!
受胎告知補遺
開館時間に東博に行って、ダ・ヴィンチ展の第2会場だけ見る。ばっちり空いてるかと思いきや、すぐに流れ込んでくる人の波……。やれやれ。
この人がすごいのはもう思い知らされてるわけで、まぁこんなものかと。じっくり見るほどの元気もないし。本館でまったりしてるほうが性に合っでうよるて。
さて、何に意味を見出そうかしら。
06/12
たいせつな人に渡すので。
受胎告知
あうーと思って、東京国立博物館で特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」。閉館1時間前に行って受胎告知だけずっと見てた。
壁にもたれて、半分居眠りしながら受胎告知。そうでもしないと分からないことがいっぱいなんだから。閉館時間に追い出されるのも、ここではいつものことか。
外に出たら平和すぎて嫌になった。もう来ねえよ。
なんて言えたら?
06/10
あ や ふ や になる。
東博 & 畠山
お茶の水女子大学表千家茶道部の水無月茶会に。ああ、こういう茶会だったのか。転合庵の脇で滝に打たれて一時半。床には遠州の弟子であるところの豊蔵坊信海が掛かっていた。本席のは読めない。そんなに目はよくないよ。壷壷壷でネタバレの恐怖。前にも感じたことはあったな。
そして鼻水は止まらない。畠山記念館で「琳派 四季の“きょうえん”」展。最終日でもこの人数だもの。しかもなになに、時代の趨勢に鑑み
……図録が出ている。ぺらぺらの冊子と共にさくっと買ってしまったのに後で驚いたけれど、畠山だからと思えば当然とも言える。
は ね ぎ。み ど り。ば に ら い ち ご。
ほ う ら い。
06/06
だって俺は……。
確信と泣き言と
下北沢のつぼ八が潰れていた。信じられん。
しかし考えてみると、あの時から何が変わらずに残っているだろうか。変わっていないものを探すほうが難しいかもしれない。
そうでしょ? だって君は……。