2002/01
01/30
53 時間耐久レース
27日の 10:30 に起床後、ひたすら新聞に関わることをしていました。用意を何もせずに 28 日の学校を切り抜けた後、29 日の 15:30 に床に入りました。結局 53 時間にわたって一度も横にならなかったことになり、これは当然自己最高記録です。21 日から 26 日は 1 日の平均睡眠時間 1 時間強だったことを考えると、かなり無理をしていたのでしょう。
面白いというか意外だったのは、この 50 時間ほどの間、眠いと感じる時間がかなり少なかったことです。それほど追い詰められていたと言えるのかもしれませんが、不思議なほど本当に眠くなりませんでした。もっとも、電車で座っているときには、数分間あっちの世界へ行っているということが何度かありましたが、横には一度もなろうとしていません。
なんだか、精神的にとても面白い状態だったようです。睡眠時間が足りないときは、僕の場合、各種感覚に真っ先に影響が出ます。不思議に身体が軽くなったように感じたり、そうかと思えば階段を上るだけで信じられないくらい体力を消耗したりと、アンバランスさが目立ってきます。さらに進むと、平衡感覚の欠如と目の疲労が顕著になってきます。そして、活動は続けているのにもかかわらず断続的に意識が飛ぶようになります。今回はこの段階で終わりました。
あ、おかげさまで、新聞のほうはなんとか目処がつきました。各方面には心配をおかけしてしまってすみません。僕のスケジューリングの甘さに全原因がありました。今後は気をつけます。
無茶は身体によくないなあと思いつつも、まあ、こんな無理は若いうちにしかできないか、とも思います。一度ぐらいは、こういう経験も悪くないでしょう。やれやれ。
ここ数日のこと
27 日から 28 日の朝までは新聞にかかりっきりで、思い出したように学校に行ってすぐに帰ってきた後、29 日の朝までに特集をでっち上げました。
29 日からは、僕が通っている学校の中学入試が始まります。当然、新聞委員会として取材に行ってきました。といっても、写真を撮るだけで、あとは冷やかしですけどね。小学校時代の恩師(?)とも少しお話ができました。
寒い中(でも、某後輩は「今日は暖かいですね」とか言ってましたが:p)、真剣な思いつめた顔もあれば、気楽な笑顔を振り撒いている子も少なくなく、若いっていいなあ、とか思いました(笑)。集まっている大人のほうが、よっぽど青い顔をしていましたね。この学校は間違いなくいい学校だぞ、みんながんばれよ、と心の中で声をかけて、前へ進むのが辛いほどの逆風の中、でもどこか暖かい気持ちで帰途につきました。
駅で出版社のかたに原稿をお渡しした後、堂島のジュンク堂で漫画を 6 冊ほど立ち読みしたりしていると、さすがに眼が限界になったらしく、近くのものを見るのにさえ苦労するようになってきたので、家に帰りました。家の最寄駅からは、半分寝ながら歩いていました。家の下では柱に正面からぶつかったりしながらも、なんとか帰宅に成功し、重要なメールがないことを確認してすぐに寝ました。
ちなみに、立ち読みしていた漫画は「並木橋通りアオバ自転車店」(宮尾岳/少年画報社)と「愛人」(田中ユタカ/白泉社)の、それぞれ 1 〜 3 巻です。両方とも、お薦め。読んでいると自転車に乗りたくなってうずうずしてくる前者は、そのうち購入する予定です。自転車を愛する人が描く、暖かな読みきり作品集。「愛人」をアイジンと読んだあなたは、ちょっと間違っています。この作品ではアイレンと読みます。どうやら、中国語では配偶者を意味するようですね。作者は確か成人コミックの書き手だったと思いますが、この作品には、少なくともこの段階までは、それほど表に出てきません。まだ連載でも完結していないんだと思いますが、気に入ったので、これからは少しチェックしていきます。
[食] 鶴のす
昨日のお昼御飯は、ジュンク堂がある堂島アバンザの地下 1 階「鶴のす」でした。前々から行きたいとは思っていたのですが、なかなか機会がなかったので、ちょっと無理をして行ってみました。
一応、ロシア料理のお店です。といっても、ロシア料理っぽいものはボルシチとピロシキぐらいで、あとは普通の洋食です。アバンザ堂島の案内には、「ロシア料理・一般洋食」とありました。昨日食べたのは、通称「いつものランチ」のミンチカツ(\720)です。小さなボルシチとセットで \1000。ボルシチと一緒にいただきました。
ボルシチは、キャベツがとろとろになるまで煮込んであります。本場でもこういう味なんでしょうが、派手な味に慣れている最近の日本人にとってはちょっと物足りないかもしれません。某所では「小学校の給食の味」と言われていましたが、確かに似ているとはいえ、ちょっと言いすぎですね。もっと奥が深い味ですし、なによりあたたかい。
大きなミンチカツの方は、サクサクの衣とやわらかい中身のコンビに、とてもおいしなソースがかかって非常にいい感じに仕上がっています。あまりにもやわらかすぎて、すこし食べづらかったぐらいです。
全般的には、ああ、相当作り慣れているんだな、という感を受けました。僕は 11:15 頃という開店当初を狙って入ったので、そのときにはまだ 2 人しかお客さんがいませんでしたが、食べ終わる頃には外で待っている人がいました。オフィス街のど真ん中ですから、やはり人気が出るのでしょうね。納得のお味でした。
ファイルローグに仮処分申請
ついにきた(PC Watch)か、という感じです。ちょうど、今回の新聞でも扱ってあげたところだったんですが :-)。
今回の仮処分申請についてRIAJの富塚勇会長は「音楽業界の生命線はコピーライトである。音楽CDの売上が11%減という結果もあり、違法行為を許すことはできない」と語った。また、JASRACの吉田茂理事長も「3年連続でレコードの売上が減少しているのは、明らかにコピーの影響だ」とコメントした。
いやね、そんなことは分かりきっているんですよ(苦笑)。僕が分からないのは、どうして新しいビジネスモデルを立てないんだ、ということです。
確かに、著作権は音楽業界の生命線でしょうとも。でも、その著作権が怪しくなっているのが今なんですよ。今の著作権法では、どうがんばってもデジタルコピーには対応できない。そして、これからどうなっていくかも分からないし、デジタル化の流れを止めることなんてできやしないんです。そんなものにしがみついている暇があるんだったら、さっさと新しい手を打たないと。今のモデルが崩壊するのが近いのは確かなんだから。
ちなみに、今回の焦点は「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限および発信者情報の開示に関する法律」(PDF)の第 3 条 1 項でしょう。「権利を侵害した情報の不特定の者に対する送信を防止する措置を講ずることが技術的に可能
」ではありますが、「当該関係役務提供者が当該特定電気通信による情報の流通によって他人の権利が侵害されていることを知
」ることは不可能ですから。この件に関しては、以前に一度蹴られている(ZDNN)はずなんですけどね。
……外相更迭!?
今朝久しぶりに新聞を見たら、田中真紀子外相が更迭されたと 1 面トップに普通に書いてあったのですが、意味がわからなくてしばらく固まってしまいました。
ここのところ新聞を見る暇がなかったので状況を全く把握していなかったのですが、一国の外相が更迭されるなんて、僕の感覚ではよっぽどのことがないと有り得ないです。慌てていろいろと情報を集めてみましたが、どうも腑に落ちません。NGO を締め出した外務官僚が辞めるのと、事務次官の更迭は一向に構いません。今回の騒動で本質的に問題があったのはここでしょうから。ですが、なぜ今ここで外相まで更迭なのでしょう。
確かに、この外相は少なくとも結果的には、あつれきばかり生み出していましたから、トップとしての資質に欠けるところはあったのでしょう。しかし、それは今になって分かったことではありません。辞めさせる理由なら今までいくらでもあったはずですが、今まで黙っていて、どうして今この処置なのでしょうかこの事態がここまで大きくなるまで放っておいたことを考えるなら、小泉首相にも責任はあるはずです。
なんだか、三文芝居を見せられているようです。予算を通さないといけないという理由でここで外相の首を切らないといけなかったというのなら、気分が悪いです。言い方は悪いですが、目立つ人形を今までなんだかんだ言って飼いならしてきたけれど、他との兼ね合いでそろそろ無理があるようだし、いい加減他の人形に変えようかしら、という風にしか見えません。
今日のニュース
米 Borland が C++ RAD ツールに関する展望を公開しました。Linux 版 C++ Builder の名前が何になるのか楽しみです。
k-opti.com が、4 月から家庭向け 100Mbps FTTH サービスを関西全域で提供開始するそうです。マンションタイプは自分のマンションにも引くっぽいのですが、10Mbps というのが気に食わないんですよね。ついでに言えば、バックボーンを全然公開していないのも。どれだけ速度が出るのか予測しようがないです。
01/27
昨日寝る前に思ったこと
いやあ、こうやって布団に入って普通に寝るのは一週間ぶりだな、と :)
「ということは、一段落ついたんだね」
いや、全然……
お悔やみ申し上げます
何らかの理由で First はマスターシェルを捨てざるを得ない状況になる。詳細は不明。抜け出た First はやはり何らかの理由で不自然に崩壊し、そのことによる歪みは外部への大量のエネルギー放出(光柱現象)という形で現れる。この時点でオリジナルの First は死亡、消滅。
First が本当に死んでしまったのかどうか、もやもやとした気分が残っていたのですけれど、これではっきりしてしまいました。
もし First がいなければ、今のこの状況は決してありえなかったはずです。黒衣さんの子供であり、また黒衣さんそのものでもあった彼女に、みんなが振り回された結果としての、今があります。
新しい時代を切り開いた名も無きあなたは、本当にすごかった。お疲れ様でした。
そばぼうろ? そばほうる?
だめです、河道屋の「蕎麦ほうる」、美味しすぎます。味にコシがある……というと変な気がしますが、芯がしっかりしているような味があるのに、いくら食べても飽きません。もともと蕎麦ぼうろ好きですが、たいがいの場合、あまりたくさんは食べられないんです。老舗の力を実感。
ところでこの京菓子、普通は「蕎麦ぼうろ(ボーロ)」って呼びますよね。でも、このお店は「蕎麦ほうる」でずっと通しています。もともとはポルトガルにあった「ボーロ」から来ている名前だそうですから、前者の方が正しいのでしょうか。一応、河道屋が初めて作ったと聞いたような気がしますが……。
河道屋の蕎麦ほうるで面白いのは、例の花の形に型でくりぬいたあとの、真中の丸い分も一緒に入っていること。味は変わらないのだから、売り物にしても当然構いませんし、何よりかわいいですから問題なし :-)。
「……食べ過ぎてると、太るよ?」
……そういう紫苑だって甘い物好きじゃない。
「私は、だいじょうぶだもんね」
01/26
雨が落ちてきた。
雨が落ちてきた。
地下からやっとの思いで這い出て、空を仰げば、そこに雨が。
ぽつぽつ。
TWININGS
いつかランチを食べたいなあと思っているお店がありまして、今日はそこを狙ってみようかと思っていました。でも、せっかく期待して行ったのに、ランチの時間は少し前に終わっていました。やっぱり、土曜日に学校が終わってから行くのでは遅いのですね……。
それで、どうしようか迷いましたが、結局ディアモールの TWININGS Tea Room へ行くことにしました。ここも以前から一度は行っておきたいと思っていたので、ちょうどいい機会でしょう。
ずっと食べたいと思っていたのはケーキセットだったのですが、今日はさすがに小腹が空いていたので、軽い食事がセットになったものを頼みました。内容は、小品 3 品(大根と人参その他を和えたもの(?)、オムレツ、鶏肉の照り焼き)にサラダとパン、そしてもちろん紅茶。丁寧なことに Hot water jug もついていたのは、ありがたかったです。お味の方は、特筆するものがあるわけではないものの、まずいところがあるわけでもなく。サンドイッチの方がよかったかもしれません。紅茶は当然 TWININGS のもので、きれいな色がよく出ていたのが印象的でした。
それにしても、いやはや、本当に女性ばかりですね。入り口に近い席だったので客の出入りがよく見えましたが、人数比で言えば 94% ほどが女性でした。しかも、みなさんよくしゃべることしゃべること。ちょうど昼下がりのいい時間でしたから、大阪の女性パワーが最大限に発揮されていたと見ていいのでしょう :-)。僕が席についてから少ししてお店の外に順番待ちの列ができたようなので、僕はちょうどいいタイミングで入ることができたようです。やはり、相当人気があるんですね。
さすがにちょっと高いですけど、たまには非日常の少し変わった世界を体験するのも悪くないでしょう。(眠かったのですが:p)いい気分転換になったような気がします。次は、もっと意識がはっきりしているときに、ケーキセットを食べに行きたいところです。……ついでに、誰か連れも見つけてこないと身が持たないかもしれません。
01/22
Lemon tree very pretty and the lemon flower is sweet
約 5 分しか寝
「……寝たら駄目だよ」
……まだ寝てない。
なめらかプリン
恵比寿に本店がある Pastel の「なめらかプリン」が、しばらく前から梅田阪急の地下に出ていて気になっていたのですが、今日やっと食べる機会を得ました。
気になっていたというのは、どう「なめらか」なのかが不思議だったからなんですが、それはスプーンで切れ目を入れたらすぐに分かりました。この食べ物、プリンというよりは「クリーム」なんです。どこかで似たものを食べた記憶があると思ったら、脂肪分が多く含まれるアイスクリーム(例えばハーゲンダッツのものとか)が溶けかけているのに似ているんでした。アンリ・シャルパンティエのフレッシュプリンを極端にしたものと言ってもいいでしょう。
お味のほうは十分満足できるレベルで、首都圏で人気があるのも頷けます。カラメルの味もあまり濃くなくて、プリンとよく合っています。ただし、お値段が 1 個 \280 なのは大問題。そこまでの対価を払うだけの価値は無いと見ました。個人的には、高くても \240 ぐらいが妥当だろうと思います。もう少しがんばってもらわないと :)
ところで、この Pastel というお店、実は例の本にも載ってたりするんですよね……。
01/21
Lemon Tree
約 10 分しか寝ないのをどうにかしないといけないとおもももももももももももももももももももももももももももも
「……寝たら駄目だよ」
……にゃ。ヴぃためーるのしゅーくりーむにゃむにゃ……
「……」
……えくれあふたつだおー
「……はあ」
もうダメです
「NEC、USB 2.0対応の薄型/軽量ノートPC「LaVie J」」(PC Watch) で既に相当ダメージを受けていたのに……「東芝、1.8インチHDDを搭載した世界最薄14.9mmのB5ノート」(PC Watch) ですと?(;_;)
ここのところ東芝の動きが無いのは怪しすぎるって昨日親と話していたところだったんですが(;_;)。ぐは(;_;)。
01/20
夢見
12 時間以上寝るのをどうにかしないといけないとおもいますす。ふああ。
成功率 2%
解放感と共に訪れる何かに Zoea さんが反応してくださっていたみたいなので……。
そういうことは僕もよくありますが、そういうときは他者の評価にかかわらず、自分の中では失格の烙印を押すことにしてます。赤の他人の評価ぐらいで満足すまい、という気骨が大事だと思います。
決して満足なんてしていませんが、失格が多すぎるのが問題なんです……(^^;)。
ところで、いつだったか以前に言ったような気もしますが、リンクを張ってくださる場合は http://www.teratti.com/misc/200201.html ではなしに http://www.teratti.com/misc/200201.html#d_20020113_1 のほうが分かりやすいかもしれません。例えば、今日のこの記事だと「成功率 2%」という見出しがアンカーになっていますので。
成人式
そういえば、ぷらみどさんも Zoea さんも成人式に出席なさらなかったようですが、非常にお二人らしくていい感じです(笑)。どちらかというと、僕が真っ先に感じたのは、もうお二人とも成人なんだな、という驚きだったんですが :-)
僕が成人式に呼ばれるのは、3 年後の話です。3 年も経ったらどれほど価値観が変わっているのか想像しようがありませんが、仮に今とそう変わらなかったとしたら、僕は出席するでしょうか。正直に言ってしまうと、出席するかもしれないし、あるいは出席しないかもしれないです。ふざけているわけではなく、本当に分からないです。今感じることができるような行く理由があるわけでもなく、また行かないと言えるだけの理由もありません。
成人式って、ちょっと変わった行事ですよね。例えば入学式とか卒業式とか、そういう類の式というのは、自分の生活様式の直接的な区切りです。そこを境にして毎日のリズムが変わります。でも、成人式はそうじゃないでしょう。成人になると言っても、外面的な変化があるわけではない。あえて言えば、内面的な変化。自分の存在が社会の中で持つ意味がどう変わったのかとか、そういうことを認識できるのかどうか。でも、これらはわざわざ成人式を介して意識する必要があることではないし、今の成人式が向かっているのは、少なくともその方向ではないみたいなんですよね。
デスクトップマスコットと人工無脳
うー。今の「何か」の周りの動きを少し見ていて感じる違和感であるとか、これからの Heart の進む道であるとか、どういったユーザーインターフェースが望ましいのだろうかとか、話題はたくさんあって、しかもそれらはとても面白いのですけれど、考えがそう簡単にはまとまらない上に、どんどん余裕がなくなってくる今日この頃……。
01/18
全国約 8000 のたい焼きファンのみなさんにお知らせです
今、阪神百貨店梅田本店地下に出ているたい焼きがおすすめです。1 尾 100 円。なぜかふやけている皮に満足いかないあなたにぴったり。尻尾にもあんが入っています。正統派万歳。
伊達巻にゃーす。
01/16
芥川賞受賞おめでとうございます
さっさと眠らないと死ぬんですが(@2002-01-17T04:31:00+0900)、でもこれだけは書かずにいられない(笑)。
長嶋さん、芥川賞受賞おめでとうございます! (asahi.com の記事)
長嶋さんって、8 月末にお会いしたブルボン小林さんですよ? ;-)
01/13
解放感と共に訪れる何か
自分の要領が良すぎることで、自分が嫌になることってありませんか。少なくとも僕には、あります。どうしてここで失敗できないんだ、って。
失敗した方がいいときだってあります。そこで失敗できず、手痛いダメージも特に受けることなく流してしまうのは、結局もっと大きな失敗を生むことになるんです。
もう、なかば諦めていますけれどね。
「にわか書店」閉店
「にわか書店」さんが、今日付けで閉店なさいました。理由としては、Leafへの愛情が薄れてしまった
とのこと。
正直な話、かなりのショックを隠せません。SS の紹介を見ていただいた方にはお分かりでしょうが、僕にとって、とても大切な出会いを授けてくれたところです。そして、それから今までずっと、お世話になってきました。
このような形態で運営なさっているところというのは、別にそれに限らず個人が非営利で運営しているところは全てそうかもしれませんが、考えてみればちょっと不思議なんですよね。そうすることで何か利益があるわけでもなく、いろいろなことに対応するのに時間なり、財産なりを少なからず奪われて、それでもなぜ続けるのか。
それは、「愛」なんだと思います。それはある作品に対してのものだったり、あるいはソフトメーカーに対するものであるかもしれません。そして、それがなくなってしまったのなら、続けられる理由が無いのは当然のこと。寂しいですけれど、でもそうお思いになっているのが確かなのならば、やっぱり仕方ないんです。
今まで、ありがとうございました。そして、6 年半もの長い間、ご苦労様でした。
ここ数日のお買い物
- 新潮文庫「現代が受けている挑戦」(Arnold J. Toynbee/吉田健一訳/\667)
- 新潮文庫「聖書の土地と人びと」(三浦朱門&曽野綾子&川谷龍彦/\629)
- 「ファインマン物理学」III 電磁気学 (宮島龍興訳/岩波書店/\3,200)
前 2 冊は、英語の N 師が雑談で触れてらっしゃって、自分がほとんど何も知らない分野でもありますし、いい機会だろうということで。でも、先生は「聖書の土地と人びと」の方はどこでも売り切れていると思うとおっしゃっていたのに、堂島のジュンク堂にありました。そんなに目立ってはいませんでしたが、でも普通に平積みで置いてありましたね。「現代が受けている挑戦」の方は、とりあえず買っておくだけで、気が向いたら真剣に読みます。
それにしても、ここのところ本をあまり読めていないのが気がかりです。(僕にしては)たくさん買っているのに、全然進んでいません。眠気が勝ってしまうんですよね……。
Zwei!! 体験版
以前、キャンペーンの品をもらった友達に教えてもらったんですが、Zwei!! の体験版が forGamer.net に出ています。「試してZwei!!キャンペーン」と題して、ゲーム系の各誌にも収録されるようですね。ダウンロードなさる場合、270MB ほどありますのでご注意を :-)
雰囲気を確かめるにはかなり思い切ったところまで遊ばせてくれます。今のところ、思ったより普通に動いてくれて助かっています。さすがにぎりぎりだな、というのは時々感じますが。
01/11
purity
純粋なものはなんだって、はっとするほど綺麗なときがあるかと思えば、またときには、底知れぬ恐ろしさをたたえていたりします。ある種の憧れがあるとともに、深い恐怖感もまたそこに。
がくがく(;_;)。
01/09
水漏れ
久しぶりに新聞委員会室に足を踏み入れたら、壁の一部で天井から水が垂れたようで、床に水溜りが……。
なぜか校長先生まで出動なさって、我が校の英知を結集して原因の究明に総力を尽くした結果、数分後に一つ上の階で流しが壊れていたことが発覚し、一件落着。……なんでしょうか? まあ、幸いなことにたいした実害は無かったのですけれど。
Flash 経由の virus
Flashで感染するウィルス「SWF/LFM-92」を発見
(PC Watch) だそうです。
現時点での「SWF/LFM-92」への対策方法は、「アンチウィルスソフトの『SWF/LFM-92』に対応した定義ファイルを導入する」しかないという。
実際に出回っているのはまだ確認されていないようですが、ちょっと厄介ですね。
01/07
新春特別講義(2)
昨日に続いて 2 日目。
今日のプログラムは、2 つの講義のみ。神戸大学の齋藤政彦教授による「方程式を解く」と、京大の加藤文元教授講師による「P 進数の不思議な世界」です。
「方程式を解く」は、配布された資料がよくできすぎていたので、逆にすこし退屈でした。代数方程式周りから入って、3 次方程式の解の公式の証明まで。一番聴きたかったガロアの理論については時間切れで触れられなかったので、残念です。眠気との勝負に終始ちょっと負け気味。
「P 進数の不思議な世界」は、非常に良かったです。ご本人は「不思議な」世界でなくて「狂った」世界だとおっしゃっていましたが、確かにその通りかもしれません :)。昨日少しお話を聴いていたこともあって、何も知らないよりは比較的分かりやすかったのだろうと思います。とはいえ、自分は大して理解できていないので内容をここに記すことは不可能です(苦笑)。
終了後、Zoea さんと久しぶりにお会いする。たまたまこれに参加していた、小学校時代に塾で親しくしていた S 君も一緒。S 君が本を見たいようだったので、ルネの方へ行って、2 階ですこしお話をする。すこしぐらいならおごっても構わない、と Zoea さんがおっしゃったので、たい焼きをご馳走になる。実は今日、某たい焼きうぐぅ少女の誕生日だったりしますし。ありがとうございました。とりあえず、今日お会いした主目的だったはずの、あるブツをお渡しする。それから一旦 S 君とは別れて、小雨の降る中、総合人間学部の敷地内をまわったりして、なぜか再び S 君と合流し、さよならを言って京阪で帰阪。
行ってよかったと思いますけど、疲れました。うう。
ここ数日のお買い物
- 「基礎英文法問題精講」(中原道喜/旺文社/\880)
- 「らくらくマスター 物理IB・II -改訂版-」(河合塾物理科/河合出版/\820)
K 先輩の影響 :)
01/06
新春特別講義(1)
京都大学理学部数学教室の「社会人と高校生のための現代数学入門講座」新春特別講義〜数と式の世界〜へ行ってきました。今日と明日、2 日間にわたって開かれます。
今日のプログラムは、2 つの講義と「お茶の会」。京大の上野健爾教授による「『数と文字式』の誕生と発展」と「高校生のための数の話」を、午前と午後に 2 時間ずつ受けました。後者は桐蔭横浜大学工学部の志賀浩二教授がなさる予定でしたが、ご都合が悪くなったそうで、上野教授が代わりになさいました。
「『数と文字式』の誕生と発展」は、はっきり言ってしまうとあまり面白くなかったです。僕とテンポが合わないのか、なんだか空白の時間が妙に長いのが気になったり、説明が冗長すぎるんじゃないかとしばしば思ったり。もともと歴史系の話があまり好きではないからかもしれませんが……。
それに対して、「高校生のための数の話」は比較的面白かったと思います。999 * 999 の計算から入って分配法則、交換法則、結合法則について話した後、分配法則を使って負の数の四則演算や分数の乗除を説明し、無限小数のお話で終わりました。ああ、最後には 0 で割れない(割ってはいけない)理由もおっしゃっていました。個人的には、講義の後の高校教員の方の質問が一番面白かったですね。曰く、2a とか 2sqrt(2) と書くときは * を省略しているのに、帯分数は * の省略ではないのをどう説明すればいいのか、と。……帯分数なんて、使わないから忘れてました。
で、「お茶の会」ですが、これへの参加は任意。大半の学生(生徒)は帰ってしまうようで、平均年齢はぐっと上がったのではないかと思われます。会議室でいくつかのテーブルを長机を組んで、お茶を飲んでお菓子をつまみながらお話するだけですが、僕は講義よりこちらの方がずっと面白いと思いますけどね :)。もったいない。
最初についたテーブルには、途中で、明日講義をしてくださる加藤文元教授講師がいらっしゃって、興味深いお話をしてくださいました。まず、二項定理、つまり (x + y)^n の展開は実は無限級数で、n を自然数以外にも拡張できるというお話。n を自然数に限るとたまたま有限個の項で収まるだけで、本来は整数でも有理数でも実数でも、そしてなんと複素数でも、成り立つそうです。もっとも、複素数乗の定義だとか、いろいろと新しく定義しないといけないことがあるようですが。
次に、そこからパスカルの三角形の話へ。パスカルの三角形は右上の方に拡張することができて、いわば「パスカルの半平面」と呼べるようなものであり、また、スタートの位置を変えれば、たとえば (x + y)^(1/2) の係数から (x + y)^(-1/2) の係数が分かるというお話。そして、パスカルの三角形の法則は、整数上以外のときも成り立つという証明。
既にこの段階で、このテーブルからは僕と加藤教授以外は誰もいなくなっているという状況(笑)。そのあと、たぶん専門になさってる分野なのでしょうが、p 進数についてのお話を軽くしていただく。2 進数だと -1 = ...11111 だとか、10 進数だと -1 = ...99999 だとか。2 進数で有限桁のレジスタ演算をイメージすれば、最上位桁の切り落としは理解できますが、これを無限桁に拡張すればどうなるのかまではさすがに直感的には分かりませんね。まあ、p 進数については明日の講義を楽しみに。その後は他のテーブルに分かれて、高校における数学の教育指導要領の悪さなどについてお話を聴きました。
うーん、やはり京都は大阪より寒いですね。吐く息がはっきりと白くなってくれるのが心地いいです。ちょっと疲れましたけど、でも行って良かったです。あ、お昼御飯をおごってくださった某 O 先生、いつもありがとうございます(笑)。
どうでもいいけど
「それで、宿題は……」
ああ、もうダメだから。
01/05
寒稽古(2)
今日は少し余裕を持って家を出ることができて、心に余裕ができました。でも、昨日の影響で体があちこち傷んでいるので、たいしたことはできませんでしたが。先輩にかかっていく前に終わってしまったのは残念です。
昨日よりずいぶん少ない人しか来ていなかったので、すこし寂しかったです。寒さがあまり感じられなかったのも、なんだか物足りないような気すらします。確かに寒いのですが、でも今までとは明らかに質が違うのです。昨日よりもさらに暖かいぐらいで、吐く息が白くならない。白くなるのを見ようとして、なぜかがんばって息を吐いている自分に気付いたとき。そんなときも、またすこし寂しい。
ちょっと。あるいは……
笑われてもいいや。
「気付くのに遅すぎた、ってことはないんじゃないかな」
……だよね。
「ちょっと、迷惑をかけちゃうかもしれないけど」
……でも、やっぱり。うん。
質問(2)
Q.相当キてますか?
A.ええ、相当。
01/04
寒稽古
遅刻しかけて AM6:00 過ぎに家を出てダッシュ。どうしてこんな朝っぱらから汗だくに……(涙)。
参加者は思ったより多く、懐かしい先輩方もちらほら見受けられました。あまり寒くなかったのも幸い。
先生がいらっしゃらなかったのでいつもより騒がしかったのが、面をつけるときになると一気に静かになる。静寂の中、ただ面をつける音が聞こえるだけ。エアポケットにふっと入ったような、そんな感覚。この時間、好きです。
質問
Q.切羽詰っていてもそれに気付こうとしない teratti は好きですか?
A.大好きです。
01/03
帰ってきた年賀状
ウルトラマンみたいですが :-)
元旦に僕宛に届いた年賀状は、17 枚(笑)。で、今日いただいたものが 14 枚。喪中がいつもより心持ち多かったですし……。特に楽しみにしている方からいただけなかったりすると、とても残念。
01/02
枕
膝枕って、どう考えても腿枕(ももまくら)ですよね? ね? と言っていたら、衝撃的な事実が。
1988/国語大辞典(新装版)小学館
- ひざ【膝】
- ももとすねを連結する身体部位の表がわ。ひざがしら。
- ひざがしらから股までの間。ももの表がわ。「膝を枕にする」
やられた……。
01/01
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
昨年は、本当にたくさんの人に、多大なご迷惑をおかけしました。でも、おかげさまで幸せな一年を過ごすことができました。嫌な顔をせずに世話を焼いてくださった方々皆さんに、心から感謝します。
今年が皆さんにとって、また僕にとって、良い一年となりますように。もしよろしければ、今年もまた僕のことを見捨てずに見守ってくださるとありがたいです。
年賀状
はがきで送ったものの見本(笑)をスキャンして misc に置いておきました。
[terAcheron] renewal
えへへ、今回はどうですか?
「暇なんだね……」
……うぐ。
トップ絵
今回のトップ絵を LOTH さんに捧げます。
それに伴って、急作りではありますが、SS 紹介を misc に置きました。これを読んでいただければ、今回の行動がどういう意味を持つのかはお分かりになるでしょう。
……あ、この SS 紹介は適宜更新します。
闇・暗闇
父方の実家に行く機会はそうそうないのですが、その楽しみの一つは闇。暗闇です。
普段大阪にいるときには暗闇なんて存在しません。電気を消したところで、街の灯りがあります。それは嬉しくもあり、また悲しくもあり。
闇があって、それで初めて光がある。何だってそうなんでしょう。光だけを浴びていたらいいというわけではない。闇の中にずっとたたずんでいればいいというわけでもない。
……ああもう、眠いなあ(苦笑)。@2002-01-02T04:25:57+0900